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​私の方程式

MoN équation

私たちは、

誰もが輝く社会を創るため「福祉×ファッション×アート×文化継承」を横断する設計思想で

新しい社会循環モデルを創造する。

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Mission

世界中のすべてのモノとヒトが

然るべき最後を迎えられる社会を創る

「生」の先には、必ず「死」がある。

 多くの製品は、その耐用年数を全うすることなく捨てられる。年間2万人を超える人が自殺し、多くの人が生きながら日々の暮らしの閉塞感に苛まれている。私たちは、モノとヒトがもつすべての傷や痛み、悲しみや苦しみ、老化や劣化、病を唯一無二の「物語」として抱きしめる。

 私たちは、そのすべてをファッションとして昇華させ、世界中の人々の暮らしに豊かな色彩溢れる本質的贅沢を提供する。そして、一人でも多くの人が自分以外の唯一無二の「物語」を愛おしんで抱きしめ、限りある「生」を全うできる社会を実現する。

visionⅠ

大人がモノとの付き合いを見直すことで、

子どもたちの価値観を根底から変える

 

 現代の子どもたちは、失敗や挫折、困難や回り道をひどく恐れ、過度に避け過ぎている。私たちは、その気持ちを育む原因が『子どもたちを取り囲む日々の「環境」にある』のではないかという1つの「解」に至った。

 現代の子どもたちの環境は、大量生産、大量消費という市場経済の影響で、生活に「物語」がないモノで埋め尽くされている。安価なモノを大量に買い、雑に使い、壊れたら簡単に捨てる。この「壊れたら簡単に捨てる」大人の姿を日常的に観ている子どもたちは、自分自身も「壊れた簡単に捨てられる」「壊れたら終わり」だと感じる。

 モノがもつ傷や汚れ、経年の劣化を含め「壊れても治る」「傷があっても愛される」という姿を子どもたちに示すことで、子どもたちが失敗や挫折を肯定的に受け止めることができるようになる。

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visionⅡ

季節の移ろいをなりわいに取り込むことで

包摂社会の礎を築く

 現代の子どもたちは、ヒトもモノもあらゆることが右肩上がり、一方向の不可逆的発展をしなくてはならないと思い込んでいる。しかし、それは、経済合理性を追求した1つの思想であり、すべてではない。そして、その思想により生み出されたモノに囲まれた環境での「なりわい」では、その思想の呪縛から離れることができない。Noriko Matsunagaは、自身が循環する四季の移ろいを生活に取り入れたことで生きることが楽になった経験から、「四季の移ろいをなりわいに取り込むことで自分も世界の一部であるという感覚を実感できるようになる」との1つの「解」に至った。

 すべての人が平等に与えらえる「時間」という一方向の軸に「循環」という視点を取り込むことで、絶えず流転、変化することが然るべき姿であることを伝えることができる。  

 その然るべき姿は、子どもたちに過去への執着や固執の連鎖を断ち切る力を与える。

覚悟

文化資産の着物に鋏を入れることについて

-生き残るために裁つ―

 私たちは、「着物が日常着としての価値を取り戻す日は来ない」と考えている。このままでは、長年地使われてきた染めや織の技術の多くが近い未来に消滅する。しかし、100年後も着物生地と直線の2つだけなら生き残ることができる。一見した印象が和装から洋装に変わっても、その魅力は、確実に継承され細部に宿る。生き残るために裁つ―変化したから生き残り、然るべき「生」を謳歌できる。人と同じ。でも、モノは、自分で変わることができない。だから、私たちが覚悟をもって形を変える。

 将来、彩風暦のファンが世界中に増えたら、新品の反物からタイパンツを製造することができるようになる。そうなれば、消滅しそうな技術のわずかでも100年後の未来に残すことができるだろう。

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Noriko Matsunaga

デザイナー/社会起業家

​ 作業療法士/社会福祉士/保育士

装いを通して「人の生き方」と向き合う

日本の着物が内包する直線裁断・可逆性・非造形の思想を現代へ翻訳し、再構築したブランド《MoN équation(彩風暦)》を主宰する。衣服を単なる消費財ではなく、時間・記憶・物語を宿す媒体として捉え、反物幅という制約の中にある自由を探究。

医療・福祉分野の専門資格を有し、長年にわたり子ども支援や発達特性のある子ども・若者の伴走支援に従事。医療・福祉の専門性を土台にしながらも、「生活」や「生の喜び」は制度の外側にこそ宿るという視点から、芸術と生業を接続する実践に取り組む。

「みんなで幸せになる」をモットーに、創作と社会実装を横断し、苦しみながら、もがきながら、問いを抱えたまま生き続けるられる暮らしを日々模索している。

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​SAIFUREKI

現代を着物を通して知覚する

彩風暦は、忘れられた着物を素材に、直線裁断・可逆性・非造形という和装の設計思想を現代の日常着へと再接続するプロジェクトです。

身体を型にはめて完成させるのではなく、結びや重ね、所作の中でその都度かたちが立ち上がる構造により、年齢や体型、役割の変化に寄り添いながら長い時間を共に生きる服を生み出しています。衣服を一時点で消費される商品ではなく、着る人の移動や記憶、感情を蓄え、世代や国境を越えて受け渡されていく「旅する存在」として捉えること。

 

彩風暦は、服が生きた時間そのものを価値とし、物語とともに循環していく、新しい衣服のあり方を提示します。

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​IMAHAKAMA

今袴(いまはかま)は、着物の直線構造を活かし、結んで纏うことで自由に形を変えるパンツ。身体の曲線に合わせて作り込まず、所作や姿勢、年齢の変化に応じてその都度シルエットが立ち上がる。

和装の所作と思想を日常着へと翻訳し、動きやすさと静かな気品を併せ持つ「穿く着物」として、時間とともにあなたと育つ。

CHOKU

直(CHOKU)は、着物の身頃がもつ直線構造をそのまま活かし、身体に巻き付けることで成立するスカート。ウエストやヒップを型で固定せず、結び方や位置によって丈や表情が変化し、着る人の動きと時間に寄り添う。

造形を押し付けないことで生まれる余白が、静かな緊張感と凛とした佇まいを生み出す。

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​YAI

YAI(夜衣)は、長襦袢から生まれた。肌の上を流れるまどろみの感触で心を解き放つ寝巻パンツ。昼の役割を脱ぎ、心と身体をほどくための衣として、静かな時間の質を整え、ただひたすら自分時間に寄り添う。

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​ZANGOU

塹壕(ZANGOU)は、着物の重なりと直線構造を活かして生まれたコート。布が身体の周囲に層をつくり、外界から身を守りながらも動きを拘束しない構造は、装甲のようでありながら柔らかい包容力を持つ。剛と柔、内と外、西と東、境界に立つ衣として、着る人の存在感と静かな強さを際立たせる。

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